カーナープロダクトマンスリーコラム

100年前の欲しいもの

140501

 

欲しいもの うち必需品 売られているもの
100年前 72個 16個 200個
現在 474個 94個 32,000個

 

上の表をご覧ください。イギリスの経済紙が伝えた人間の「欲しいもの」に関する調査結果です。
100年前と現在とでは、どのような違いがあるのでしょうか?

 

まず注目すべきなのは、「欲しいもの」の数でしょう、100年前は72個しかなかったが、現代人は、474個も欲しいものがあるのです。さらに驚くべき事に、「売られているもの」の数は、100年前の200個から、32000個へと、160倍にもなっています。いかにモノが多い時代かということがわかるでしょう。この増加は、必需品の増加というよりも、趣向品の増加と考えられます。 この記事を掲載した、新聞記者は 「人間の欲望がいかに際限なく永久に続くのかを感じる」と述べています。

 

しかし、「売る側」から考えると、こうした物があまりにも多い時代に、顧客の購買意欲をかきたてる事は、至難の業といえるのかも知れません。 お腹がいっぱいの人に何とか食べてもらおうと考えなければならないからです。 そのためには、企業側に「知恵」と「工夫」が求められるでしょう。 32000個のうち、欲しいと思ってもらえるのは、474個だけだという事実を考えると、企業として「売る」という事をもっと真剣に考えるように動かされるのではないでしょうか?

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