「営業マンに必要な資質は何ですか？」というアンケートを取った。いままで、ありそうでなかったアンケートではないだろうか？中小企業の営業管理職330人の回答結果は、下記の通りである。（複数回答あり）

1位　　やる気（あきらめない　努力）
2位　　コミュニケーション能力（ヒアリング力・提案力）
3位　　スピード
4位　　信用と信頼
5位　　理解力（商品知識・業界知識など）

注目に値するのは、第1位が、やる気、努力といった精神的な分野だということだ。営業では、「未だに精神論が最重要視されている」という見方もできるが、管理職は「営業にはあきらめずにチャレンジし続ける、進取の気性と粘り強さを持って欲しい」と願っているのだろう。　さらに第3位の「スピード」にも注目したい。確かにスピードは重要だ。仕事が遅いということは、仕事が「できない」ことと同じだからだ。特に営業は、自分なりのスピードではなく、お客様のスピードで仕事をしなければならない。それが、早過ぎても遅すぎても、「満足」を与えることはできないからだ。

今まで営業は、人界戦術のための歩兵部隊だったかもしれないが、これからは本当の意味で、企業の質を左右する大きな役割を担うことになる。今後営業に求められる資質は益々高度になっていくのではないか。