朝礼の目的は、営業担当者を「鼓舞」することです。管理職が持論を展開する場でも、怒りを発散させる場でもありません。時々、自分が話したいことだけを朝礼で話す上司がいます。

愚痴や小言を毎日のように話す上司や、理想論を延々と話し続ける管理者、案件管理だけで長時間を費やすマネジャーも存在するのです。朝礼は「学び」と「気づき」の場です。参加した営業担当者が「やる気が出てきた」「勉強になった」「気づきがあった」と思わなければ意味がありません。そのためにも、上司が「その時部下に必要なテーマ」を選び、良く準備することが重要です。思いつきや、行きあたりばったりの話で時間を無駄にすべきではありません。

具体的な気づきを与え、今欠けていることは何か？どんな考え方をすべきか？を伝えましょう。朝礼を、同じベクトルで行動するための動機づけを与える機会と考えるべきです。貴社の朝礼は成果に直結する内容ですか？