言われたことを、素直に、一生懸命実行する人は「生き残れる人材」でしょうか？

少なくとも国内市場では、既にその役割は終わっています。成長市場では、同じ商品を、同じ手法で、より大勢の人に売るために「マンパワー」が必要です。そのため、行動量やスピードが重視されます。しかし、成熟市場では、競争が激しく、多様な変化が発生します。昨日までの成功パターンは、通用しないのです。

「何を」「どうずれば良いのか」をあらゆる企業が手探りで探っている状況だからです。今求められる人材は、自ら考え、自ら行動し、他の人を巻き込みマネジメントするスキルを身に着けた人です。指示待ちではなく、何が必要かを考え続け、実現させる力を持った人が必要なのです。

営業力の強化は、営業スキルの強化だと捉えるべきではありません。一人でできることは少なく、長続きしないからです。マネジメント力の強化と、マネジメント人材の確保こそが、営業力強化のカギなのです。