自制とは、行動、話し方、思考を制し、抑え、統御することです。営業活動では、自らをコントロールする力を持つ必要があります。弱さに負けそうな気持ちを排除して、行動の量と質にこだわるには自制が必要です。予算が達成できずに焦る気持ちを抑えて、顧客視点を失わないようにするためには自制心が不可欠です。クレームや無神経な顧客の態度にも、怒りを表さないために、自制心を磨かなければなりません。自分をコントロールするためには、自分の弱点を知る必要があります。どんな時に理性を失うのか？どんな状況で感情に流されそうになる
のかを把握しておくことによって、ムラやバラツキを減らすことができます。自制心を失いそうになった時はどうすれば良いのでしょうか？理性を失い、感情のまま行動することの弊害や悪い結果を思い浮かべることができます。見込み客が減りジリ貧に陥ったり、大口顧客が離反したり、修復できないほど顧客の信頼を失った時の影響を冷静に考えましょう。自分をコントロールし、安定した感情を保つことは、顧客との関係、上司や部下との関係双方で非常に役立つのです。