トップクラスの営業担当者を海外担当に抜擢したが思うように成果が上がらないという声を耳にします。語学力もあり、国内での実績も豊富な営業担当者が、なぜ海外で通用しないのでしょうか？「国内の成熟市場と成長市場の売り方の違いに順応できない」「ブランド力が全くない中で営業した経験がない」などの理由が考えられます。国内での成功体験が、偏った思考パターンを作り出してしまうのです。海外で成功するためには、少ない人数で、ブランド力が全くないとしても効果的に営業する手法を構築し、ゼロからスタートさせなければなりません。「0」を「1」にする活動と、「1」を「100」にする活動は全く異なるからです。自分の考えや、これまでの成功パターンを捨て去り、ゼロからスタートをさせる意識の変革が最も重要なのです。その国の文化や市場性を理解し、受け入れ、順応することが重要なのです。語学力は後から身に付きますが、自分自身をリセットしゼロからスタートすることは最初が最も肝心なのです。