
「事実を伝えることが苦手だ」と実感している人はほとんどいません。しかし、海外赴任すると、「あなたの報告はわかりにくい」「何が起こっているか事実を報告するように」とうい指摘を受けることは少なくありません。グローバルに事業展開する企業では、限られた時間と手段で、効果的にコミュニケーションを取ることが求められます。事実を伝えるためには次のスキルを磨く必要があります。
■数字を活用して話す
「多い」「少ない」「増えた」「減った」「感覚では」といった表現は避けましょう。具体的な数字やデータに基づいて伝えることが必要です。正確なデータがない場合は、現在調査中と前置きすることが重要です。
■事実情報と所見を分けて報告する
事実の報告と、自分の考えや分析の報告を分けて考えましょう。決裁権が自分にある場合でも、事実と所見を分けて報告することで、判断の妥当性を提示することができます。
コミュニケーションの正確さが、行動の正確さに直結するのです。
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