まくしたてるように「しゃべりまくる」営業マンに会った事はありませんか?さらに、訳のわからない専門用語を並べ立てて、一方的に話す営業マンに、違和感を感じた事はありませんか?
営業=饒舌(じょうぜつ) という図式は、もはや存在しません。話すという事は、諸刃の剣なのです。当然の事ですが、人間は話している間は「聞くことができない」からです。「聞かない」という事は、営業において最も悪い結果を招きます。そのため、口のうまい「しゃべりまくる営業マン」は見かけほど売れないのです。
プレゼンを終えて、「今日はよく話した」と感じたら、その時点で、「今日は人の話を聞かなかったな」ということの裏返しである事を認識しましょう。とりわけ、専門的な知識を持つ業界の営業マンは、特に注意する必要があります。目的は「話す」ことではなく「伝える」「伝わる」事にあるという事を、決して忘れないようにしましょう。
話の途中でも構いません。「話しすぎだ」と感じた時点で、一度話しを中断させ、「このことについて○○さんはどう感じますか?」といった相手の考えや、意見をくみ出す努力をしてみてはいかがでしょうか? 相手の意見を汲み取ったうえで、本当に必要な事を一言述べるほうが、まくし立て「しゃべりまくる」ことよりも何十倍も効果がある事が、明らかになるでしょう。
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