広告戦略と営業は、切っても切れない関係にあります。宣伝広告が効果的であれば、営業はスムーズに行われ、労力・時間・お金を効率よく用いる事ができます。宣伝広告を見て、すでに「買う」という意志を持ってコンタクトしてくるお客様も少なくありません。売り込む時代から、選ばれる時代へとビジネスのスタイルが変化した今日、宣伝広告と営業の関係について真剣に考える必要があります。
広告の歴史は、古代エジプトにまでさかのぼります。今から3000年ほど昔、パピルスという植物から取られた紙に書かれた「逃亡者にかけられた懸賞金」に関する広告が、現存する最古の広告だそうです。
現在では、インターネット・雑誌・TV・ラジオ・新聞・FAX・ダイレクトメールなどありとあらゆる宣伝広告が用いられています。広告のテクニックに関しては専門家に談を譲りますが、いずれにしても効果的な広告戦略を実践するためには、一部のクリエイターだけではなく、全社的に取り組むべきです。
中小企業であっても、自社のレベルと資金状況に合わせて、身の丈にあった広告戦略を行う必要があります。何もTVのCMだけが、宣伝ではないのです。 より一層の、営業力強化のために効果的な広告戦略について考えていきたいものです。
営業力の強化と言うと、売上げを伸ばす事のみに注意が向かいがちですが、効率化や経費の削減に取り組む事を決して忘れてはなりません。
経営者の中には、「営業は経費がかかっても仕方が無い」と考え、販売管理費を湯水のように使っていても意に介さない人も多いようです。利益の確保には、新規開拓の強化より、販売管理費の削減を行ったほうが、効果が出やすいという事さえあります。
経費削減の他に、効率化を行う事も重要です。業務を見直し、より少ない労力で、短時間に仕事を行う工夫をしなければなりません。こうした時間の効率化は、目に見えない「ムダ」を削減し、全体的に見て大きな効果をもたらすのです。
自分の会社が、見えない「ムダ」の多い会社かどうかはすぐに判断できます。慢性的な残業を行っている会社は、ほぼ100%「ムダの多い会社」です。労働時間と、売上げは比例しません。逆に、売れない会社ほど、ダラダラと仕事をしている場合が多いのです。
「経費削減」と「効率化」は、企業にとって当然の事ですが、もう一度目を向け、さらなる改善を行いたいものです。売上げ増と効率化はまさに「表裏一体」なのです
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