直感とセンスに頼る営業担当者は、先入観(思い込み)という罠に陥る危険性があります。確かに優秀な個人の直感が正しい場合もあります。しかし、営業を組織的に強化するためには「安定」と「継続性」をつくりだす必要があります。『今回はこれに賭けてみよう』といったギャンブル的な営業活動では継続的な成長を確立することはできないのです。では実際に直感とセンスに頼ることにはどのような危険性があるのでしょうか?
■危険性①ニーズ把握のズレ
先入観がバイアスとなり相手の話の真意が把握できない場合があります。相手の立場になって考えれば容易に理解できることでも、思い込みが邪魔をしてゆがんだ情報として捉えてしまう危険性があるのです。
■危険性②タイミングのズレ
顧客が購入する時期を「直感」で判断しようとしてはなりません。いつ・なぜ購入したいのかを的確に把握し、複数の担当者から多面的な情報を収集した上で慎重に判断すべきです。思い込みは命取りになる危険性があるのです。
■危険性③活動範囲のマンネリ化
アプローチ先を直感だけで決定することは大きなリスクとなり得ます。成功体験が邪魔をして、新しい顧客や市場にチャレンジすることを怠ってしまうのです。活動範囲が限定されることでジリ貧に陥るのです。
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