「伝えた」ということと「伝わった」ということには大きな違いがあります。多くの場合、上司は部下に伝えた時点で、「理解」と「行動」を求めます。
しかし、一度聞いただけで、どれほどのことが理解できるのでしょうか?伝えられた情報を聞いただけで、動機付けを得ることができるでしょうか?
某ビジネススクールの研究によると上司のコメントは約1/10程度しか伝わっていないという調査結果が紹介されています。伝えたつもりが、ほとんど伝わっていない、全く理解されていない可能性があるのです。
上司は、何度も繰り返し部下に同じ指示を出し続け、徹底されるまで言い続ける必要があります。理解した後、それを自分のこととして受け入れ行動させるためには、更に行動を促すコメントをし続けなければなりません。相手の心を動かし、行動に移させるには時間と労力が必要です。
「自分も本気で取り組んでみよう!」と思わせるマネジャーこそが組織を成功に導くのです。
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