カーナープロダクトマンスリーコラム

粘り強さが求められる

行動の結果が「成果」として表れるまでには時間がかかります。途中で諦めてしまう人の多くは、成果が出る前に断念してしまい「あともう一歩」の所で、歩みを止めてしまいます。ここ数年、「営業戦略」「戦術手法」「組織」「評価制度」等のあらゆる分野で、今まで通用していた常識や成功パターンが通用しな
くなってきたと痛感する企業が後を絶ちません。コロナ禍で右肩上がりの成長戦略に基づいた取り組みが、壁にぶつかっているのは事実です。抜本的な変革を実現しようと、新たな取り組みを始める組織では、成果に結びつく前に「諦めて」しまうケースが見受けられます。考え方や方向性は間違っていないのに、実現するまで粘り強く行動し続けることができないのです。組織が変革を途中で諦
めると、様々な分野で迷走が始まり、結果として機動力が失われた、硬直した雰囲気が出来上がってしまいます。こうした状況をさけるために、粘り強く行動し「やりきる」力を身に着け発揮することが重要です。少なくとも1-2年は、明確な変革のテーマを設定しそれを実現するために、あらゆる努力を払って取り組み続けることにしましょう。もちろん行動の軌道修正は重要です。前進し続
けるためには、常に微調整が必要だからです。しかし、年初に設定した目標やテーマを諦めてしまうことと、取り組みを改めることは大きく異なります。「面倒だから」とか「いつの間にか誰もやらなくなっていた」「最後はいつもうやむや」という状況を決して許してはいけません。結果は、数か月前、数年前の取り組みの表れです。今後営業担当者として、営業チームとして成果を出し続けたければ、今の行動が重要であるとの認識を持って、粘り強く、諦めずに行動したいものです。

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